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脱線防止装置の設置範囲拡大へ

  JR九州は26日、九州新幹線で脱線を防ぐための装置を線路に取り付ける範囲を、現行計画の約55キロから拡大する方向で検討に入った。考慮していなかった断層帯の活動で熊本地震が発生し、装置のない場所で回送列車が脱線したのを踏まえ、影響を受ける大地震の想定域を広げて安全対策を強化する。同社幹部が明らかにした。

 装置は、レールの内側に平行して敷設する鉄製の「脱線防止ガード」。地震の揺れで片側の車輪が浮き上がると、もう一方の車輪のフランジ(つば)がガードに引っ掛かり、傾きが戻る仕組みになっている。

 JR九州はこれまでに、白木断層と原倉断層に重なる新玉名(熊本県玉名市)?熊本(熊本市)の上下計約20キロと、出水断層帯に重なる新八代(熊本県八代市)?川内(鹿児島県薩摩川内市)の上下計約28キロに取り付けた。

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