戻る <<前 【記事51300】【熊本地震】阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者、名称変更の可能性も示唆(産経新聞2016年4月16日) 次>> 戻る
KEY_WORD:熊本地震:
 
参照元
【熊本地震】阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者、名称変更の可能性も示唆

 熊本県阿蘇地方や大分県中部で16日未明から相次いだ地震について、気象庁は同日、熊本県内で14日から続いた一連の地震と「関連する」との見方を示した。

 青木元・地震津波監視課長「ここまで広範囲に及ぶ地震は前例がない」と述べた。今後、両県にわたる広い範囲で余震の可能性があり、気象庁は警戒するよう呼びかけている。

 熊本市や熊本県南阿蘇村では16日午前1時25分、14日から続く一連の地震の本震とみられる推定マグニチュード(M)7・3の地震が発生。その後、同県阿蘇地方では最大で震度6強(M5・8)を観測する地震が相次いだ。

 さらに大分県中部でも午前2時ごろから地震活動が活発化し始め、同県由布市では午前7時11分、最大震度5弱(M5・3)を観測した。

 熊本県阿蘇地方と大分県中部での16日の地震については、14日から熊本県内で続く地震とそれぞれ震源域は異なるが、気象庁の青木課長は「断層がずれたことで、その延長上にある別の断層に影響を与える可能性はある」と関連する可能性を示した。その上で地震が想定以上に広範囲に及んでいる状況に関し、「ここまで大きい地震になるのは近代観測史上、聞いたことがない」とも説明した。

 気象庁は15日、一連の地震を「平成28年熊本地震」と命名したが、大分県でも地震が発生したことで青木課長は「今後検討されると思う」と述べ、変更する可能性も示唆した。

戻る <<前 【記事51300】【熊本地震】阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者、名称変更の可能性も示唆(産経新聞2016年4月16日) 次>> 戻る