[2020_04_19_01]原発の運営「影響ない」東電(新潟日報MORE2020年4月19日)
 
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原発の運営「影響ない」東電

 東京電力柏崎刈羽原発に勤める30代男性社員の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、東電は18日、この社員が防災業務を担当する技術系社員であることを明らかにした。東電は「発電所の安定的な運営に影響はない」としている。
 東電によると、男性社員は13日に発熱した。4月に入ってから、原発の中央制御室に立ち入っておらず、運転員との接触もなかった。再稼働に向けて実施している6、7号機の安全対策工事は継続するという。
 男性社員と、同じ業務を担当していた社員計6人は自宅待機している。事務本館にある男性社員の勤務先を13日に消毒した。東電は「地域の方々にご心配をおかけして申し訳ない。保健所の指導に基づき対応したい」としている。
 新潟県柏崎市で初の新型ウイルス感染者が柏崎刈羽原発で確認されたことを受け、桜井雅浩市長は18日夕、市役所で臨時記者会見を開いた。「市にとってあらゆる面で影響が大きい東電の社員ということで、衝撃の大きさが際立つ」と話した。
 会見後、桜井市長は防災行政無線で市民に対し「冷静な対応と感染防止の徹底をお願いする。個人情報の詮索などは控えてほしい」と呼び掛けた。
 市は感染予防策などを記したチラシを20日に全戸配布する。
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