[2020_04_23_01]論文不正の京大教授辞職 熊本地震を研究(東京新聞2020年4月23日)
 
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論文不正の京大教授辞職 熊本地震を研究

 熊本地震に関する論文で図の改ざんや盗用の不正があったとして、昨年7月に停職1年の懲戒処分を受けた京都大の林愛明教授が辞職したことが23日、京大への取材で分かった。辞職は2月3日付。
 論文は2016年10月に米科学誌サイエンスに掲載されたが、不正を疑う通報が京大にあり、京大が調査を開始。昨年3月、地下の破壊の様子を示した図などに改ざんや盗用に当たる不正があったと結論付けた。論文は同年5月に撤回された。
 林氏は、断層の破壊の進行が阿蘇山の地下のマグマだまりに達して止まった一方、地震により噴火の危険が差し迫った可能性があると分析していた。
(共同)
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