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大飯原発地震評価 元委員が規制委に反発

 関西電力大飯原発(福井県)の基準地震動をめぐり、原子力規制委員会が「過小評価ではない」と結論付けたことに対し、過小評価を指摘した元委員の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)が15日、記者会見を開き、「納得できない」として抗議した。

 島崎氏は6月、熊本地震などの研究調査の結果、大飯の審査で了承された地震動が「過小評価されている可能性がある」と指摘。島崎氏と面談した規制委は地震動の再計算を決めた。結果は従来の地震動を下回ったため、13日の規制委の定例会合で「審査のやり直しは不要」と結論付けた。

 しかし島崎氏は「規制委の結論は納得できない」と反発し規制委に抗議文を送付。地震動の策定の際に上乗せする「不確かさ」(安全余裕)を考慮していないという。規制委は19日に再び島崎氏と面談して説明を受ける。

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