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【続報2】原子力民間規制委員会と四国電力の回答と聴聞の議事録 四電の「安全最優先」は口先だけ、地震があろうと何があろうと再稼働

 「原子力民間規制委員会・いかた」と「同・東京」は、1月に規制勧告【1】〜【18】を提出、5月に規制勧告【19】を追加し、5月25日に原子力本部にて、回答と聴聞の会合を持ちました。その議事録(四電確認済み)を以下に掲載します。
 一般市民が普通の言葉で質問を行い四電が答えるという形式なので、専門用語が飛び交うものではなく、四電のトンデモ回答もあり、面白いですので、ぜひダウンロードしてお読みください。
 ところで、島崎邦彦・東大名誉教授(規制委の元委員)が、熊本地震を踏まえた研究結果から、基準地震動算定に使う計算式(入倉・三宅式)には問題があり、地震規模が過小評価されると指摘したことを受け、国の規制委は6月20日、安全審査中の関西電力大飯原発について、基準地震動を別の式で再計算すると決めました。
 伊方原発3号機の基準地震動(650ガル)も問題のある入倉・三宅式により算出されたものですので、再計算すべきです。
 四電は民間規制委の規制勧告に対し「伊方発電所の基準地震動の評価が過小評価というものではありません」と回答しつつも、こちらの聴聞に対して「今のところこれで大丈夫であろうということで、新たな知見が得られれば、当然、その知見を検討して伊方発電所に反映すべきところは反映させ、リスクを少しでも低減させるため、さらなる安全対策が必要なら実施します。」「基準地震動を見直す必要があるならば、当然それを反映させます。」と答えました。
 しかし、それは口先だけで、四電は7月26日に再起動、27日に臨界、29日に発送電開始というスケジュールありきで再稼働に邁進しています。
 民間規制委は、国の規制委に代わって、原発の根本的欠陥を指摘し、事故の再発防止対策の実施を勧告していますが、その指摘を承知の上で放置し、地震の危険性が高まっている中で、人々の懸念の声をはねつけ、ひたすら再稼働を急ぐ四国電力に対し強く抗議します。

160525_HP民(2)第一回議事録.pdf
http://www.tanpoposya.com/app/download/12497651792/160525_HP%E6%B0%91%282%29%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%9E%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E9%8C%B2.pdf?t=1466565758

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