[1995_02_22_28]技術の枠を結集した構造物の危険性 PAGE 178-179(検証・危険列島 新版 (生越忠)1995年2月22日)
 
 また、敦賀原発2号機の基礎岩盤(中生代白亜紀〜新生代古第三紀?の花崗岩類)は、断層や節理の発達状態などが場所によって大きくことなるため、極限支持力に大きなばらつきがあり、非破砕帯の部分では最低250〜300トン/平方メートル、最高1200トン/平方メートル以上となっているが、破砕帯の部分では、100トン/平方メートル程度まで低下している。すなわち、この場合には、破砕帯の部分の極限支持力は、非破砕帯の部分のそれの最高値と比べて、わずか12分の1以下に低下しているのである。

KEY_WORD:断層破砕帯_:ONAGAWA_:HAMAOKA_:TSURUGA_:節理断層破砕帯:極限支持力: