[2012_03_06_03]浦底断層 敦賀原発下連動35キロ 参総研調査 従来は過小評価(福井新聞2012年3月6日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 日本原電敦賀原発1、2号機の敷地を通る活断層「浦底(うらぞこ)−柳ケ瀬山断層帯」(浦底断層)は少なくとも全長35キロあり、マグニチュード(M)7.4程度と従来の想定の2倍以上に当たるエネルギーの地震を起こす可能性が高いことが5日、産業技術総合研究所の杉山雄一主幹研究員らの調査で分かった。
 浦底断層の南部にある複数の断層が広域で連動する可能性もあり、杉山氏は「最悪の場合も考えないといけない」として、大規模な連動地震についても考慮すべきだとしている。
 政府の地震調査委員会や日本原電は連動する他の断層も含め、全長25キロでM7.2程度と評価しており、過小評価だった可能性が高い。原発の立地場所として問題があることを示すもので、安全性の再検討は必至だ。日本原電は「現段階では、コメントは何もない」としている。
 杉山氏は、原発の耐震性を評価する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議の委員。(後略)

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