[2024_07_26_08]敦賀原発2号機を廃炉にすることを求めます 原発敷地から200mの浦底断層は「いつ動いてもおかしくない」 浦底断層自体が原発敷地内直下と同義と考えるべき 山本雅彦(敦賀発電所2号機から 約10kmに居住する敦賀市民)(たんぽぽ2024年7月26日)
 
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敦賀原発2号機を廃炉にすることを求めます 原発敷地から200mの浦底断層は「いつ動いてもおかしくない」 浦底断層自体が原発敷地内直下と同義と考えるべき 山本雅彦(敦賀発電所2号機から 約10kmに居住する敦賀市民)

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              ☆7/26規制庁に申し入れ

原子力規制委員会 御中 2024年7月26日

◎ 今年5月31日の規制委員会の審査会合で、原子力規制庁から、「D−1トレンチの北西法面、原電道路ピット及びふげん道路ピットにおけるK断層の活動性評価については、堆積年代が後期更新世以降である可能性が否定しきれていないこと等から、活動性を否定する地点として妥当とはいえないこと」との確認結果が示されていました。

◎ しかし、日本原電は6月6と7日、浦底断層からのびる破砕帯であるK断層が、D−1破砕帯と連動するかどうか、またそれらが活断層かどうか、が争点だとして、光ルミネッセンス分析などの新たな手法などで調査した結果、「K断層は将来活動する可能性のある断層等ではないと評価した」と主張していました。

◎ 敦賀2号機の適合性審査では当初、原子炉直下の断層が「将来活動する可能性がある」と規制委員会の「敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」が認定。
 さらに、原発敷地から200mの浦底断層について、4,700年前以降の新しい時期に活動した、1級の活断層であると指摘され、2014年4月の有識者会合で、宮内崇裕・千葉大教授は、「いつ動いてもおかしくない(のが)浦底断層で、浦底断層自体が(原発)敷地内直下と同義と考えるべきで、破砕帯問題以上の脅威であるということは間違いありません」と述べています。

◎ 浦底断層が動けば、まわりの断層や破砕帯と連動して動き、M7.4から7.8の直下型地震が起きるといわれています。
 浦底断層を原発敷地近傍の活断層として「特別な考慮」もせず、有識者会議の指摘も無視して、敦賀原発2号機を動かそうとすることは、絶対に認められません。
 よって、規制委員会は、敦賀原発2号機を廃炉にすることを求めます。 以上
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