[2011_10_24_02]トルコ東部M7.2地震 建物倒壊、死者千人か(東奥日報2011年10月24日)
 
 【カイロ共同】米地質調査所(USGS)によると、トルコ東部で23日午後1時40分(日本時間同7時40分)ごろ、マグニチュード(M)7.2の地震があった。ロイター通信によると、トルコの気象当局は推定500〜千人が死亡したとの見方を示した。被災地の自治体の首長は緊急支援が必要と語った。地元メディアによると、少なくとも50人が負傷した。
 ロイターなどによると、アタライ副首相は東部のワン周辺で建物10棟、エルジンュで25〜30棟がそれぞれ倒壊したことを明らかにした。ワンでは7階建てのビルも崩れ落ちた。首相府は地震で死者が出ていることを確認した。在トルコ日本大使館によると、同日夕の段階で邦人被害に関する情報はないという。
 震源地はワンの北北東約17キロ、震源の深さは約20キロ。7階建てビル倒壊現場では、救助隊ががれきに閉じ込められた人の救出作業に当たった。トルコのテレビは、着の身着のままで屋外に飛び出した住民の映像を伝えた。
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