[2014_04_02_01]原子力協定 賛成へ 民主「次の内閣」(東奥日報2014年4月2日)
 
 民主党は1日、国会内で「次の内閣」会合を開き、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)へ原発輸出を可能とする原子力協定締結承認案件に関し、それぞれ賛成する方針を決めた。会合内で対応を一任された海江田万里代表が、政権担当時に原発輸出を進めたことを踏まえて判断し、了承された。
 協定締結承認案件は衆院本会議で4日に採決される見通し。日本維新の会を含むほかの野党は反対で、民主党だけが賛成に回ることになる。野党共闘に影響を与える可能性がある。民主党内には反対だと公言する議員もおり、造反者が出る恐れもありそうだ。
 桜井充政調会長は会合後の記者会見で、賛成方針について「原発輸出は慎重であるベきだというのが党の立場だ。消極的賛成でまとめた」と述べた。
 次の内閣会合では、長妻昭元厚生労働相ら数人が「2030年代の原発ゼロを掲げた党方針と矛盾する」などと、反対意見を述べた。
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