[2023_02_25_01]トルコで断層9メートル超ずれ 内陸地震で世界最大級か(共同通信2023年2月25日)
 
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トルコで断層9メートル超ずれ 内陸地震で世界最大級か

 マグニチュード(M)7.8〜7.5だったトルコ・シリア大地震では活断層によって地表が最大約9.1メートルずれたことが、産業技術総合研究所(茨城県)による25日までの分析で判明した。地震後に撮影した航空写真を分析した。日本の観測史上最大の内陸地震で、1891年に岐阜県などを襲った濃尾地震(M8.0)の約8メートルを超える。近藤久雄主任研究員(古地震学)は「内陸の地震で水平方向のずれとしては世界最大級だろう」としている。
 M7.8は6日未明、北東部から地中海に伸びる東アナトリア断層で起きた。9時間後、この断層から分岐する別の活断層でM7.5が発生。
 トルコの政府機関が公開した航空写真から道路のずれなどを分析したところ、M7.5の震源真上周辺で9.1メートルのずれを確認した。作業は完了していないため、もっと大きなずれが見つかる可能性もある。
 M7.8の東アナトリア断層付近では、震源真上の北東約50キロで7.7メートルのずれも見つかった。
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