[2017_10_14_02]泊原発に新防潮堤 再稼働審査遅れも 北海道電(東奥日報2017年10月14日)
 北海道電力は13日、泊原発(北海道泊村)の防潮堤が、地震による液状化で沈下する恐れがあることへの対策として(新たな防潮提を建設する方針を固めたことを明らかにした。泊原発は1〜3号機とも停止中で、再稼働に向けた審査がさらに遅れる可能性がある。
 北海道電は昨年10月、液状化による防潮提の沈下の可能性があるとして「あらためて地質調査などを行う考えを示していた。今年9月、原子力規制委員会に建設の方針を伝えた。同社は「調査の結果、現時点で液状化が起こるとは考えていないが、仮に発生しても安全なよう防潮提の設計を見直す」としている。
 新防潮提は固い岩盤にくいを打ち込み、液状化が起きても機能を損なわないようにする。高さや着工時期は未定という。
 北海道電は敷地に到達する津波は最大で海抜12・63メートルと想定。2014年、海抜10メートルの敷地に高さ6・5メートルの防潮堤を整備していた。
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