[2013_01_18_01]志賀原発北側 「活断層ある」 専門家が調査結果(福井新聞2013年1月18日)
 
 北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の北約9キロにあり、活断層の疑いが指摘される「富来(とぎ)川南岸断層」をめぐり、新潟大の立石雅昭名誉教授(地質学)らが17日、「活断層と考える以外に説明しようがない」とする現地調査結果をまとめ、北陸電に原発を廃炉とするよう申し入れた。
 立石氏は、13万〜12万年前に波の影響で平らになり、その後隆起した段丘が原発と断層周辺に広がっていると指摘。富来川南岸で約40メートルの標高が、北岸では約20メートルと急激に変化しており、断層活動に伴い生じたと考えるのが合理的だとした。堆積物の調査で年代は特定できなかったという。
 立石氏は日本科学者会議の石川支部などの依頼で昨年6月から調査。「(北陸電は)活断層と認め、どれだけの地震を発生させ、原発の設計がそれに耐えられるのかチェックすべきだ」と話した。
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