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千葉で震度５弱の地震　Ｍ６・１、けが人も
　25日午前4時47分ごろ、千葉県で最大震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は同県東方沖で震源の深さは約36キロ。地震の規模はマグニチュード（M）6・1と推定される。東北から伊豆諸島にかけて震度4〜1を観測した。震度5弱以上が観測されるのは3月13日に石川県能登地方を震源として起きた最大震度5強の地震以来。
　千葉県によると、同県市原市の80代女性が自宅で転び、左脚を骨折した。
　気象庁は臨時記者会見を開き、今回の地震で揺れが強かった地域では、今後1週間ほどは最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼び掛けた。東日本大震災の余震と考えられるという。
　茨城県南部、埼玉県南部、千葉県北東部と北西部、東京23区、神奈川県東部では長周期地震動で「高層ビルの室内にいるほとんどの人が揺れを感じる」レベルの階級1を観測した。
　震度5弱を観測した千葉県旭市にあるコンビニの男性店員は「突き上げるような衝撃の後、30秒から1分ほど横揺れが続いた。商品が棚から落ちたり、ガラスが割れたりすることはなかった」と話した。
　茨城県によると、同県東海村の日本原子力発電東海第2原発に異常が発生したとの報告は入っていない。

主な各地の震度は次の通り。

震度5弱＝旭南堀之内、旭萩園（千葉）▽震度4＝鹿嶋（茨城）銚子、市原姉崎（千葉）など▽震度3＝水戸内原、つくば、東海村（茨城）小山神鳥谷（栃木）さいたま大宮（埼玉）千葉、市川、船橋、市原、流山、浦安（千葉）台東、羽田空港、江戸川（東京）横浜、川崎千鳥、小田原荻窪（神奈川）忍野（山梨）など
（共同）