戻る ●2020年12月27日 東電が多核種除去設備を8年近く“試験”運転 戻る
 
※文中の赤色下線は当会(地震がよくわかる会)の加筆です。

( 木野龍逸 2020/12/27 )
 

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( 木野龍逸 2020/12/27 )

○記事一覧

( 1 ) 木野龍逸 2020/12/27 東電が多核種除去設備を8年近く“試験”運転
 福島第一原発には、多核種除去設備と名前のつく設備が3基あります。それぞれ「既設多核種除去設備」、「増設多核種除去設備」、「高性能多核種除去設備」と呼ばれています。
 東電が8年近くも試験運転を続けているのは、このうちの「既設多核種除去設備(既設ALPS)」と呼ばれている汚染水の処理設備です。既設ALPSを通した後の水が、いわゆるトリチウム処理水です。実際にトリチウム以外のものが狙い通り告示濃度限度以下に除去できるかどうかは、東電が独自に確認中です。
 原子力発電所では設備の仕様や性能について、原子力規制委員会が検査をして、検査の修了証を発行することで、本格的な運転ができるようになります。本格運転前の検査を、使用前検査と言います。
 ところが、汚染水処理の要と言える設備のひとつである既設ALPSは、本格運転のために必要な性能確認に関する使用前検査を受けていません。既設ALPSは、2013年3月に試験運転が始まっています。

( 2 ) MG2_NEWS 2021/04/15 汚染水「放出ありき」の非道。政府と東電の“密約”が炙り出す大嘘
( 3 ) ゲンダイ 2021/04/16 “汚染水”処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま!
( 4 ) BLOGOS 2021/04/17 【汚染水放出に対する声明】 山本太郎
( 5 ) ハンギョ 2021/04/19 汚染水の浄化設備3基のうち2基が最終許可なしに欠陥を抱え稼動
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