戻る ●2013年8月19日 フランジ型タンクから300トンの高濃度汚染水漏えい 戻る
 
※文中の赤色下線は当会(地震がよくわかる会)の加筆です。

( 福島民報 2013/11/01 )
 

○印象的な文・発言のアイコン
( NHK 2013/09/05 )

○記事一覧

( 1 ) NHK 2013/08/20 汚染水漏えい量は300トン
 19日、福島第一原子力発電所の敷地の山側に置かれたタンクから汚染水が漏れているのが見つかった問題で、漏れた汚染水の量は、タンクからの水漏れとしては、これまでで最も多いおよそ300トンに上ることが分かりました。

( 2 ) NHK 2013/08/21 汚染水漏れで「レベル3」検討
 福島第一原子力発電所でタンクから300トン余りの高濃度の汚染水が漏れた問題で、原子力規制委員会は、漏れ出た放射性物質が数千兆ベクレル程度と、かなりの量になるとみられることから、原子力事故の深刻さを表す評価を8段階に分けられた国際的な評価基準で上から5番目の「レベル3」に当初から2段階引き上げることを検討することになりました。

( 3 ) NHK 2013/08/21 汚染水漏れ「海に流出の可能性」
 福島第一原子力発電所の山側のタンクにためられた汚染水が周辺の敷地に漏れ出した問題で、東京電力は、海につながる側溝の側面から1時間当たり6ミリシーベルトという高い放射線量が検出され、今回の汚染水の漏えいに伴って、放射性物質が海に流出している可能性が否定できないという見方を示しました。
 東京電力は20日の会見で、海につながる排水溝の水では放射性物質の濃度がそれほど高くないことから、汚染水が直接海に流れ出しているとは考えにくいと説明していました。

( 4 ) NHK 2013/09/05 タンク汚染水が地下水に到達か
 福島第一原発では先月、4号機の山側にあるタンクから、高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れ、一部が海につながる側溝を通じて、原発の専用港の外の海に流出したおそれがあります。
 東京電力で汚染の広がりを調べるためにタンクから10メートル余り離れた場所に新たに掘った井戸で4日に採取された水から、ストロンチウムなどのベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレルという高い値で検出されたということです。
 水は地下水が流れる深さおよそ7メートルほどのところで採取されたということで、東京電力では漏れ出した汚染水が地下水にまで到達したおそれがあるとみています。

( 5 ) 福島民報 2013/11/01 【第5部 汚染水の行方】(4)タンクの不安 溶接型への変更 急務
 「東電は耐久期間を五年としているが、関係した業者から二年しかもたないとの話を聞いた。こんなタンクで対応できるのか」
 8月19日に東京電力福島第一原発の地上タンクから約300トンの汚染水漏れが発覚してから四日後の23日。国会内で開かれた民主党の汚染水対策本部で、本部長代行の増子輝彦(参院本県選挙区)は、出席した東電の担当者に厳しい口調で詰め寄った。「作り替えて新しいものにしていくことも含め検討する必要がある」。増子の問いに東電側は答えに窮した。
 なぜフランジ型にしたのか−。東電は、一日400トンのペースで増える汚染水に対応するためだったと説明する。溶接型タンクが製造から設置まで六カ月かかるのに対し、フランジ型は半分の三カ月で済むからだ。

( 6 ) 千葉日報 2015/05/27 フランジ型タンク解体開始、福島第1原発 相次ぐ漏えいで
 東京電力は27日、福島第1原発敷地内にある374基の「フランジ型」地上タンクの解体を始めたと発表した。汚染水の漏えいが相次いだためで、来年1月末までに計40基を解体し、その後、残りも順次解体していく方針。
 この日、解体が始まったのは「H2」と呼ばれるタンク群の28基のうちの1基で、タンクの天板を外した後、タンク底部にたまっている汚染水を別のタンクに移す作業を実施。タンク1基の解体には9日間程度かかるという。
 フランジ型は鋼板をボルトで締めただけの構造で汚染水の漏えいが相次いだため、漏えいしにくい溶接型への切り替えが進められている。

( 7 ) 東奥日報 2016/06/27 地上タンクせき内部 汚染水72リットルが漏えい
 東京電力は26日、福島第1原発の敷地内で、汚染水を保管していた地上タンクの側壁の一部で、水漏れが見つかったと発表した。漏えい量は推定約72リットルで、ベータ線を出す放射性物質は1リットル当たり9万6千ベクレルを検出した。漏れた水はタンクを囲むせき内部にとどまり、外部に流れ出ていないといい、東電は「周辺環境には影響はない」としている。
 タンクは高さ約10メートルで、筒状に加工した鋼板を積み上げて接合した「フランジ型」と呼ばれ、現在主流の「溶接型」に比べて接合部から汚染水が漏れる可能性が高く、東電は解体を進めている。2016年度早期に全て溶接型に切り替える予定だったが、汚染水の処理量が増え、フランジ型の継続使用を余儀なくされている。

( 8 ) 福島民報 2020/10/25 タンク保管 漏えい対策後手に 度重なるトラブル
( 9 ) たんぽぽ 2021/04/27 「汚染水」「処理水」 どう呼ぼうと放射性廃液に違いはない 山崎久隆
( 10 ) ウネリウネラ_牧内昇平 2023/07/07 【汚染水の海洋放出】市民と経産省・東電の意見交換会(前半)
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