戻る ●2013年4月3日 原発地下の貯水槽から汚染水漏れ 戻る
 
※文中の赤色下線は当会(地震がよくわかる会)の加筆です。

東京電力資料 2013/06/11
 

○印象的な文・発言のアイコン
( 田中龍作 2013/04/06 )

○記事一覧

( 1 ) NHK 2013/04/06 原発地下の貯水槽から汚染水漏れ
 東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水を保管している貯水槽の外側の地盤などで微量の放射性物質が検出されたことから、東京電力は、貯水槽から汚染水が漏れ出たものとみて、汚染水を隣の貯水槽に移すとともに、原因の調査を急ぐことにしています。
 汚染水が漏れ出た疑いがあるのは、福島第一原発の敷地の地盤を掘り下げて地下に設置している貯水槽で、縦60メートル、横53メートル、深さ6メートルあり、1万3000トンの汚染水を保管しています。
 東京電力によりますと、貯水槽には放射性セシウムを取り除いたあとに放射性ストロンチウムなどが残った汚染水が保管されていて、内部に3重の遮水シートが設置されていますが、今月3日から5日にかけて、最も外側の遮水シートと真ん中のシートの間で、放射性ストロンチウムなどが検出されたほか、貯水槽の外側の地盤付近でも、微量の放射性ストロンチウムなどが検出されました。

( 2 ) NHK 2013/04/06 増え続ける汚染水 解決策見いだせず
 特に今回水漏れが見つかった地下の貯水槽は、たくさんの汚染水をためることができることから、東京電力も「当面の保管先として期待していた」と話していて、今回の水漏れで、およそ1か月分に当たる1万4000トン分の貯蔵が当面できなくなるとみられ、影響は深刻です。
 また、7つある地下の貯水槽はいずれも同じ構造で、東京電力は、原因の究明が終わるまで、今回の緊急的な移送以外では貯水槽よりもタンクを優先的に使う方針を示しています。
 しかし、タンクは十分な余裕がない状況で、綱渡りの状態が続くとみられます。

( 3 ) 田中龍作 2013/04/06 福島原発 地下貯水槽から汚染水ダダ漏れ 地下水脈で海洋へ
 福島第一原発の原子炉建屋から出た処理後の汚染水を貯蔵していた地下貯水槽からストロンチウムなどの放射性物質が地中に漏れ出していたことが4日、わかった。東電が記者会見したのは、きょう(6日)未明だった。
 放射性物質漏えい事故を起こしたのは7つある地下貯水槽のうちの第2号貯水槽。大きさはタテ60m、ヨコ53m、深さ6m。オリンピックの競泳用プールの倍もある巨大な水槽だ。
 貯水槽の内側は2層のポリエチレンシートとベントナイトシートの3層構造になっている。東京電力の計測によると貯水槽外側の放射能濃度は10Bq/CM3が、ポリエチレンシートとベントナイトシートの間は6,000Bq/CM3と高濃度だ。
 尾野昌之・原子力立地本部長代理は「ポリエチレンシートの継ぎ目に亀裂が入っているのではないか」と見る。ベントナイトシートも同様に継ぎ目があるという。そうすると最も外側の覆いであるベントナイトシートからも高濃度の汚染水が外に漏れ出ている可能性もある。

( 4 ) 東奥日報 2014/03/06 処理後の汚染水保管 貯水槽再活用検討を 規制委、東電に要求
 昨年4月の漏えいトラブルで使用を取りやめた地下貯水槽の本格的な再活用を検討するよう東電に求めた。
 東電は作業部会で、タンク増設などで年末までに汚染水の水位を下げる方針を掲示したが、更田委員は「高濃度汚染水をタンクにいっぱい入れるより、環境への影響が少ない処理済み水を貯水槽に移す方が安全ではないか」と述べ、東電側に対策の前倒しを求めた。

( 5 ) 福島民報 2014/04/04 地下貯水槽 使用見通せず 暫定保管の雨水 行き場なし
 東電は昨年4月の漏えい発覚後、7つの貯水槽全てを空にした。その後、昨年10月の台風に伴い、排出基準値を上回った雨水を緊急避難的に入れた。貯水槽の補強工事に入るには、雨水を他の場所に移す必要がある。しかし、受け入れ候補となる地上タンクには、1日400トンずつ増える高濃度の汚染水を優先的にためているため、雨水の行き場がない。
 東電は貯水槽を高濃度の汚染水の保管場所として再利用するため、3枚の防水シートのうち、厚さ不足が指摘されている外側のシート交換などを予定している。

( 6 ) 福島民報 2020/10/25 タンク保管 漏えい対策後手に 度重なるトラブル
( 7 ) 福島民報 2020/12/30 一方的なタイムリミット 国民理解深まらず トリチウム水保管タンク
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