戻る ●2011年5月21日 低濃度汚染水保管用のメガフロート(鋼鉄製の人工島)が福島に到着 戻る
 
※文中の赤色下線は当会(地震がよくわかる会)の加筆です。

( 産経新聞 2017/03/18 )
 

○印象的な文・発言のアイコン
(東奥日報 2011/03/12)

○記事一覧

( 1 ) NHK 2011/05/17 メガフロート 小名浜港に接岸
 メガフロートは、東京電力が静岡市から提供を受けた、長さ136メートル、幅46メートルの鋼鉄製の人工島で、内部に最大でおよそ1万トンの水をためることができます。
 東京電力が、福島第一原発で増え続けているとみられる放射性物質に汚染された水をためる施設として使うため、15日、横浜港を出港しました。
 そして、17日朝、福島県いわき市沖に到着し、午前8時ごろ、3隻のタグボートでえい航されるなどして、小名浜港に接岸しました。
 メガフロートは、これまでおよそ1か月かけて、水漏れを防ぐ工事のほか、大型のクレーンや配管の取り付け工事が行われています。
 東京電力によりますと、メガフロートは早ければ19日の夕方にも小名浜港を出港し、20日の朝には福島第一原発の岸壁に接岸する見通しだということです。

( 2 ) NHK 2011/05/21 汚染水ためるメガフロート到着
 メガフロートは、20日午後6時ごろに停泊していた福島県いわき市の小名浜港を出港し、21日朝、福島第一原発に到着し、9時35分に原発敷地の中にある専用港に接岸しました。
 福島第一原発では、爆発などで放射性物質が飛び散った地面に雨が降って地下水となるなど、比較的濃度の低い汚染水が増え続け、施設の地下にしみ出すケースも出ていますが、汚染水は処理しないまま流すことができないため保管先に移すしかなく、梅雨に入ると事態がより深刻になると懸念されています。
 メガフロートにはこうした比較的濃度の低い汚染水を一時的に保管していく計画で、接岸後は、水を移すための配管の設置作業などが行われる予定です。

( 3 ) NHK 2011/10/07 低濃度汚染水 浄化して散水
 福島第一原発の5号機と6号機では、タービン建屋の地下に津波や地下水が流れ込んでたまっている低濃度の汚染水を、仮設のタンクやメガフロートに移送していますが、その量は上限の90%ほどに当たるおよそ1万7000トンに達しています。
 東京電力は、この汚染水から放射性物質と塩分を取り除いたうえで、敷地内に山積みにされ、乾燥して自然発火のおそれがある伐採した木に散水する作業を、7日午後2時すぎから始めました。
 散水する水は、放射性セシウムなどの濃度が、国が示した海水浴場の水質基準を下回っていて、環境への影響はほとんどないとしています。
 東京電力は、今後、1日100トンのペースで、敷地内のおよそ120万平方メートルに散水する予定で、計画については周辺の自治体や漁業協同組合の了承も得ているとしています。

( 4 ) 産経新聞 2017/03/18 東電、メガフロート処分へ 漂流の恐れ、亀裂も
 東京電力は、福島第1原発事故で発生した汚染水の保管に活用し、港湾内に係留中の人工浮島「メガフロート」を、2019年中に処分する方針だ。津波で流される恐れがあるほか、今年(2017年)2月には内部の壁や床に亀裂も見つかり、対応が急務となっている。
 メガフロートは全長約136メートル、幅約46メートル、高さ約3メートル。静岡市の清水港で釣り場に使われていたが、事故で増え続ける汚染水保管の「切り札」として東電が同市から無償貸与を受け、2011年5月、第1原発の港湾内に移された。
 東電はその後、約5億円で譲り受け、5、6号機のタービン建屋地下に流入した津波の海水などでできた低濃度の汚染水約8000トンを保管。2012年12月までに地上のタンクに移送した。

( 5 ) 中日新聞 2020/09/13 清水から移送 人工浮島 海底に沈め下部固定
 5、6号機タービン建屋に津波が流入して生じた低濃度の汚染水約8000トンを内部に保管したが、敷地内で地上タンクの整備が進んだことから、2012年12月までに汚染水をタンクに移送、汚染水の保管先としての役目を終えた。
 その後は付近の川などから集めた約8000〜9000トンの水を入れ、港湾内での係留を継続していたが、津波で漂流した場合、建屋などに被害を与える恐れが指摘され、東電は解体や移送などを検討。海上で運んだ資機材などを陸地に揚げる際の作業場として再活用することを決めた。東電はメガフロート内部を除染した上で今年4月からモルタルを詰める作業を開始した。

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