[2019_12_27_01]プール燃料搬出開始は5年遅れ 福島第1原発の廃炉工程表を改定(中日新聞2019年12月27日)
 
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プール燃料搬出開始は5年遅れ 福島第1原発の廃炉工程表を改定

 政府は27日、東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策の関係閣僚会議を開き、1、2号機の使用済み核燃料プールにある燃料の搬出開始目標を、現行の2023年度から最大5年遅らせることを正式決定した。溶融核燃料(デブリ)取り出しを2号機から21年中に始める方針も確定させ、廃炉工程表「中長期ロードマップ」の5回目の改定をした。
 プール燃料搬出は廃炉作業の主要工程の一つで、炉心溶融を起こした両機の搬出開始時期の見直しは4度目。事故後30〜40年とする廃炉完了目標は維持したものの、達成への影響が懸念される。
(共同)
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