[2023_03_17_01]処理水の放出 海監視を強化 政府、トリチウム濃度(東奥日報2023年3月17日)
 
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 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関し、政府は16日、放出開始直後に周辺の海で放射性物質トリチウムの濃度測定回数を増やすとした2023年度の監視計画を決めた。分析強度を落とした速報値も示す。
 環境省は海水中のトリチウムを35カ所で測定。放出開始後当面は、10カ所程度で最大週1回の迅速分析により速報値を出すほか、精密な分析は原発の沖合1キロの放出口付近など3カ所で通常より多く月1回実施する。
 東電は46カ所で測定し、その一部で放出開始後に迅速分析を追加する。原子力規制委員会は20カ所、福島県は9カ所で制定。水産庁は北海道から千葉県の太平洋側で水場げされた水産物380検体を調べる。
 政府は、トリチウムを含む処理水の放出開始を春から夏ごろと見込んでいる。
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