[2014_03_06_02]処理後の汚染水保管 貯水槽再活用検討を 規制委、東電に要求(東奥日報2014年3月6日)
 
[テキスト文]
 原子力規制委員会の更田豊志委員は5日、東京電力福島第1原発の汚染水対策を検討する作業部会で、汚染水を多核種除去設備(ALPS)で処理した後の保管先として、昨年4月の漏えいトラブルで使用を取りやめた地下貯水槽の本格的な再活用を検討するよう東電に求めた。
 第1原発では汚染水の保管先が切迫しタンクに満杯近くまで入れており、地震時に水面が波打ってあふれる懸念などがでている。
 東電は作業部会で、タンク増設などで年末までに汚染水の水位を下げる方針を掲示したが、更田委員は「高濃度汚染水をタンクにいっぱい入れるより、環境への影響が少ない処理済み水を貯水槽に移す方が安全ではないか」と述べ、東電側に対策の前倒しを求めた。
KEY_WORD:FUKU1_:原子力規制委員会:更田豊志委員:東京電力福島第1原発:APLS:地下貯水槽: