[2019_09_27_11]福島第一原発の処理水 候補に挙がる処分方法の手順について東電が説明 福島県の漁業関係者は反対(福島テレビ2019年9月27日)
 
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福島第一原発の処理水 候補に挙がる処分方法の手順について東電が説明 福島県の漁業関係者は反対

 福島第一原発で増え続けているのが、汚染水を浄化した後に残る処理水。
 その処分方法をめぐっては前の環境大臣が「海洋放出しか選択肢はない」と発言し、波紋が広がっている。
 小泉環境大臣は就任後すぐに海洋放出に反対する県内の漁業関係者に謝罪したが、これに大阪市の松井市長が反発。
 科学的に安全であれば大阪湾での放出を受け入れる可能性を示しました。
 東京電力は仮に海洋放出を行う場合の具体的な手順を明らかにした。
 27日開かれた処理水の処分方法を議論する政府の有識者委員会。
 このなかで東京電力は長期保管も含めた6つの処分方法のうち、これまでに実績のある「海洋放出」と「水蒸気放出」に関して具体的な手順を説明した。
 仮に海洋放出する場合には海水と混ぜて希釈し濃度の薄いものから順に放出し、異常がある場合は緊急停止するとしている。
 様々な意見がありいまだに決まらない処理水の処分方法、いわき市で開かれた県漁協組合長会議では、出荷制限対象の魚が残り2種類になったため、本格操業にむけて準備を始めることが確認された。
 福島県漁業協同組合連合会 野崎哲会長:「海洋放出が、漁業・社会的に与える影響は大きい。反対という事については、変わらないので、その立ち位置で我々は様々な議論を眺めていきたいと思います。」
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