[2020_12_08_06]大飯原発の設置許可取り消す判決受け 原子力規制委員会が臨時会議 規制庁 東北電力女川原発含む再稼働の審査「進める」(KHB東日本放送2020年12月8日)
 
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大飯原発の設置許可取り消す判決受け 原子力規制委員会が臨時会議 規制庁 東北電力女川原発含む再稼働の審査「進める」

 福井県にある大飯原発の設置許可を取り消す大阪地裁の判決に対し、原子力規制委員会は8日、臨時会議を開き、対応を協議しました。
 内容は明かされませんでしたが、判決内容にかかわらず女川原発を含む再稼働の前提となる審査は従来通り進めるとの認識を示しました。
 福井県にある関西電力大飯原発3、4号機について、大阪地裁は、先週金曜日、再稼働の前提となる原子力規制委員会が出した設置許可を取り消す判決を出しました。
 判決では、福島の原発事故後に定めた新規制基準を満たすとした原子力規制員会の審査について、地震の想定が過小評価にならないかどうかの検討をしておらず、審査の不備があるとして許可を取り消しました。
 この判決を受け、原子力規制委員会では8日、臨時の会議を非公開で開き、対応を協議しました。
 その後の会見で、報道担当者は控訴するかどうかは法務省と検討中とした上で、審査への影響について、次のように話しました。
 原子力規制庁の担当者「判決と今の審査は別のトラックで進んでいますので、それはそっちとして審査は進むと思います」
 女川原発の地震の想定について審査した原子力規制庁の担当者は、女川原発を含め、既に審査を通過した原発について再度審査をやり直すかどうかなど、今後の対応は未定だとしました。
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