[2011_09_30_05]地震・津波1-3-2_平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震及びそれに伴い発生した津波による原子力発電所における被害状況について(東北電力鰹乱原子力発電所)(原子力安全・保安院2011年9月30日) |
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04:00 1.2011年東北地方太平洋沖地震による主な被害状況について 1.1 地震・津波の状況 (5)設備の被害状況 区分 法令報告、火災 件数 4 被害概要 ・女川1号重油貯蔵タンクの倒壊【津波の影響】 ・女川1号高圧電源盤の火災【地震の影響】 ・女川1号非常用ディーゼル発電機(A)界磁電圧制御回路の損傷【地震影響】 ・女川2号原子炉建屋付属棟(非管理区域)への海水の流入(原子炉補機冷却系B系、高圧炉心スプレイ補機冷却水系の浸水)【津波影響】 1.2011年東北地方太平洋沖地震による主な被害状況について 1.2 設備の被害例 (2)女川1号高圧電源盤の火災 3月11日15時30分タービン建屋地下1階で発煙確認 ーー> 消火活動実施 ーー> 同日22時55分に消火を確認(タービン建屋地下階に煙が充満、発煙箇所の特定に時間を要した) 【推定原因】 高圧電源盤内のしゃ断器が地震による震動で大きく揺れた ーー>しゃ断器の断路部が破損し、高圧電源盤内の接続導体と周囲の構造物と接触して短絡等が発生 -->これに伴い発生したアークにより、高圧電源盤内のケーブルの絶縁被膜が溶け、発煙 高圧電源盤の用途:通常運転時に発電所で使用している設備に電源供給を行う装置(常用系) 1.2011年東北地方太平洋沖地震による主な被害状況について 1.2 設備の被害例 (3)女川1号非常用ディーゼル発電機界磁電圧制御回路の損傷 4月1日:非常用ディーゼル発電機(A)の定期試験中の不具合に伴い、界磁電圧制御回路が損傷 5月18日:復旧 【推定原因】 女川1号高圧電源盤の火災 ーー>火災により同期検出継電器と接続しているケーブルが溶損し、地絡【@】 ーー>点検のため高圧電源盤からケーブルの切り離し作業中に高圧電源盤内の他のケーブルと接触し高圧電源盤から遮断機投入コイルに電圧が印加【A】 ーー>遮断機が投入され非常用ディーゼル発電機(A)が停止のまま所内電源系に接続【B】 ーー>非常用ディーゼル発電機(A)の磁界電圧制御回路が損傷【C】 |
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