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柏崎刈羽原発の再稼働 桜井市長“スピード感に隔たりはある”
　18:55
　東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡り地元の同意が焦点となるなか、柏崎市の桜井市長は、花角知事が同意の是非を判断する時期を見通せないとしていることについて、「スピード感に隔たりはあるが、私もいたずらに早く物事を決めたいとは考えていない」と述べました。

　東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をめぐっては、県を含む地元の同意が焦点となっていて、柏崎市の桜井市長は、先月22日に東京電力の小早川社長と面談した際に再稼働の要請があった場合には容認する考えを示しています。
　一方、花角知事は、先月29日の記者会見で、判断の時期について、これまでと同様に見通せないという考えを示したうえで、「これから2年くらいの間には県民の意思がはっきりしてくるのではないか」などと述べています。
　これについて桜井市長は4日の記者会見で、記者団から、花角知事との間でスピード感に隔たりがあるのではないかと問われたのに対し「残念ながら隔たりはあるが、私もいたずらに早く物事を決めたいとは思っていない」と述べ、県の対応を注視する考えを示しました。

　柏崎刈羽原発の再稼働への地元同意を巡り、花角知事は、能登半島地震のあと、不安の声が高まっているとして、避難道路の整備などに対する国の対応を注視する考えを示す一方、岸田総理大臣は地元の理解を得るため今週、関係閣僚会議を開くとしていて、政府の対応が注目されます