[2024_10_02_06]汚染水の海洋放出に厳重に抗議し、即刻中止を求めます! 柏崎刈羽原発の再稼働計画を中止し、廃炉を求めます! 福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書(10/2)(原子力民間規制委員会・東京2024年10月2日)
 
参照元
汚染水の海洋放出に厳重に抗議し、即刻中止を求めます! 柏崎刈羽原発の再稼働計画を中止し、廃炉を求めます! 福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書(10/2)

 04:00
                     2024年10月2日
東京電力ホールディングス株式会社 
代表執行役社長 小早川智明 様
                原子力民間規制委員会・東京
                     代表 岩田俊雄
                E-mail mkiseii.t@gmail.com

 福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書
 汚染水の海洋放出に厳重に抗議し、即刻中止を求めます!
 柏崎刈羽原発の再稼働計画を中止し、廃炉を求めます!

 2011年3月11日の大災害から13年7か月となります。福島第一原発事故の処理は遅々として進まず、収束にはほど遠い状況が続いています。
 やっとデブリのサンプリングか、とみたら中断。(満を持しての?)再度の実施もあっという間に中断(失敗?)。あまりの体たらくにがっかりです。作業に携わる人達の被曝の危険も大きく、無視できません。
 3グラムのデブリが取り出せたとしても、これから処理方法を実験して決める、では処分などはるかかなたです。廃棄物は「処理」「処分」して完了なのです。
 また推定900トンに近い量のデブリの撤去は、実施しようとすれば100年単位の時間がかかる非常に困難な計画です。その間、次の大地震が起こるのも必至です。
 根本的解決に向け、事故炉の石棺化も含め検討し直すべきです。

 今年(2024年)1月1日に発生した能登半島地震で、地震列島日本の危険性をみんなしっかり確信した筈です。今回の地震が起こした変位や被害の詳細が次々確認され、復旧の遅れは地元に重くのしかかり、私たちはいかに不安定な大地で生活を送っているのかを改めて痛感します。
 また、ビルであっても軟弱地盤では今まで以上に危険であることもわかってきています。
 能登地震の復興もできない中、今回の豪雨の被害は自然災害の脅威を私たちに見せつけました。
 新たな断層も次々明らかになってきています。新潟沖も例外ではありません。新潟は内陸も含め活断層だらけの地震多発地帯です。柏崎刈羽原発の再稼働などとんでもないことです。

 福島第一原発4基の大事故についてはいまだに原因もはっきり解析できず、次々と危険な状況が判明してきています。タイムテーブルの計画通りにできるはずがありません。その中で、放射能汚染水の海洋放出を強行していることは、許されることではありません。技術的に陸上保管が可能であるにもかかわらず、最大の公害である放射能汚染の海洋に投棄するのは暴挙です。デブリを通ってきた汚染水は、他の原発の排出水とは違います。説明のごまかしも許されません。事故炉からの汚染水発生をなくすことが一番必要なことですが、できていません。
 地球全体の汚染につながる海洋投棄は中止しかありません。海は核のゴミ捨て場ではありません。

○質問

 1.どこから見ても事故炉の収束には程遠い状況であり、貴社の廃炉へのタイムテーブルが実行不可能なことは明らかです。現在の廃炉計画は既に破綻していることを認め、2度目の大事故を防止するためにも、今は解決していない汚染除去に全力を傾け、実行の伴った環境汚染や被ばく労働を最小限にする方針をきちんと打ち出すべきではないですか。
 貴社は柏崎刈羽原発の再稼働は中止し、福島の事故炉の根本的事故処理に全力を投入すべきです。方針を示して下さい。

 2.海を生業とする方々の反対を押切って強行しているALPS処理水の放出においては、希釈と称して事故の影響を受けている海水を大量に同時に外洋に放出しています。見せかけのトリチウム濃度を希釈するために自然界にない放射性物質を海・魚類生息域に投棄することが将来に渡りどのような影響を与えるのか計り知れません。まず、立ち止まるべきではありませんか。
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