[2024_01_25_10]1.12「関電は約束を守れ!老朽3原発をただちに止めろ! 関電本店抗議行動」、1.18「老朽原発・美浜3号機うごかすな! 美浜現地緊急抗議行動」の報告と3.31「老朽原発ただちに廃炉!美浜全国集会」のご案内 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)(たんぽぽ2024年1月25日)
 
参照元
1.12「関電は約束を守れ!老朽3原発をただちに止めろ! 関電本店抗議行動」、1.18「老朽原発・美浜3号機うごかすな! 美浜現地緊急抗議行動」の報告と3.31「老朽原発ただちに廃炉!美浜全国集会」のご案内 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)

 04:00
 能登半島大地震での死者は233人、安否不明者は19人と報道されています(1月23日現在)。お亡くなりになられた方のご冥福、不明の方の早期発見をお祈りし、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

◎ この大地震は「今年こそ、原発、核施設を全廃せよ」と警告しているようにも思えます。
 この大地震の震源地近くでは、かつて珠洲原発の建設が計画されていました。珠洲原発が建設され、また、志賀原発や柏崎・刈羽原発が稼働中であったなら、今回の地震で、原発大惨事に至った可能性があります。
 珠洲原発の建設を断念させ、志賀原発、柏崎・刈羽原発の再稼働を食い止めていたことが、原発過酷事故を回避させたとも言えます。長きにわたって反原発を訴え続けた皆様に、感謝とお礼を申し上げます。

◎ この大地震は、「地震多発の日本に原発はあってはならない」ことを再認識させましたが、岸田政権や関西電力(関電)は「原発依存社会への暴走」を改めようとはしません。
 関電は、若狭でも震度4の強い地震動を観測し、原発停止を求める多くの声が上がったにもかかわらず、これをことごとく無視して、高浜原発3号機、大飯原発3、4号機だけでなく、運転開始後49年、48年を超えた老朽原発・高浜1、2号機まで、稼働を継続しました。
 また、定期点検中であった老朽原発・美浜3号機(運転開始後47年)を、予定通り、1月18日に再稼働させました。安全第一を標榜するのであれば、稼働を止めて、詳細な点検を行うのが当然であり、責務です。

◎ その関電は「使用済み核燃料の中間貯蔵地を2023年末までに福井県外に探す。探せなければ、老朽原発を停止する」と約束していましたが、「保有する使用済み核燃料のわずか5%のフランスへの搬出」や「上関での中間貯蔵地建設調査」などの小手先の奇策と詭弁を弄して、昨年末で、この約束を反古にしました。
 福井県知事も、これを容認しています。「原発の運転継続ありき」の出来レースです。
 何としても、関電と福井県に当初の約束を履行させ、全ての老朽原発を廃炉に追い込まなければなりません。

◎ 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、標記の1.12「関電本店抗議行動」、1.18「美浜現地緊急抗議行動」を、それぞれ、約100人、約40人のご参加を得て展開し、関電に「当初の約束を履行して、老朽原発・高浜1、2号機を停止し、美浜3号機の再稼働を断念して、全老朽原発の廃炉を決定せよ!」、また「原発が地震に脆弱であることが再確認された今、全原発を即時廃炉にせよ!」を強く求めました。ご支援、ご参加を頂きました皆様に、お礼申し上げます。

◎ ところで、今、関電の老朽原発を巡って、3件の仮処分裁判が行われています。
 大阪高裁での「美浜原発3号機運転禁止仮処分命令却下決定に対する即時抗告審」、福井地裁での「美浜原発3号機運転差止め仮処分申立て」および福井地裁での「高浜原発1〜4号機運転差止め仮処分申立て」です。

 これらの裁判では、当該の原発は、
 1.断層が極めて近傍にあり、地震による事故発生の危険性が高い、
 2.老朽化によって、機器や配管の損耗が進み、事故多発期にある、
 3.老朽原発を大地震が襲えば、過酷事故に至る可能性がある、
 4.過酷事故時の避難について、実効性のある避難計画の策定および実行し得る体制の整備が行われておらず、過酷事故が起こっても、避難は不可能であることを申し立てています。

 3件の仮処分裁判の決定は、3月中に出ます。
 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、この決定を受けて、3月31日(日)、美浜町内で「老朽原発ただちに廃炉!美浜全国集会−地震も事故もまったなし−」を開催します。
 12:30開会 会場:はあとホール(美浜町保健福祉センターはあとぴあ1F)
 集会後、美浜駅前の原子力事業本部前で集会と申し入れ、町内デモ
 この全国集会では、井戸謙一弁護団長に「老朽原発運転差止仮処分」に関わる特別報告を頂きます。
KEY_WORD:能登2024-美浜原発再稼働_:NOTOHANTO-2024_:MIHAMA_:OOI_:SIKA_:TAKAHAMA_:廃炉_: