[2024_01_04_04]能登半島地震と酷似、M7級の要警戒£n域 全国に点在「内陸直下型」いつ誘発されても…今回、南海トラフ前段階の現れか(夕刊フジ2024年1月4日)
 
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能登半島地震と酷似、M7級の要警戒£n域 全国に点在「内陸直下型」いつ誘発されても…今回、南海トラフ前段階の現れか

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 石川県志賀町で震度7を観測した能登半島地震で、県などの集計による死者が4日朝時点で73人、行方不明者も15人に達した。地震での建物倒壊などによる直接死は既に2016年の熊本地震(計50人)を超え、阪神大震災以降3番目に多くなった。生存率が大幅に下がるとされる発生72時間が同日夕に迫るが、珠洲市や輪島市などでは建物の倒壊も多く救助が遅れ、被害の全容は見えない状況だ。専門家はほかにも「危険な地盤」の地域が全国に点在していると指摘する。
 1日の震度7はマグニチュード(M)7・6で、能登地方で観測した地震としては記録が残る1885年以降で最大だった。3日も震度5強を観測するなど揺れが続いた。
 県などによると、道路の陥没やのり面崩落などにより、珠洲市などで孤立が生じた。各地で生き埋めが発生したとの情報もあり、沿岸部では津波被害があったとみられる。政府によると、200軒以上の建物倒壊があった。
 地震による直接死は、2011年の東日本大震災が約1万8000人で、死因は津波による溺死が大半だった。1995年の阪神大震災では約5500人で、家屋倒壊による窒息や圧死が多かった。
 95年以降、3番目に直接死が多くなった能登半島地震では、揺れの周期が1〜2秒の「キラーパルス」と呼ばれる地震波が観測された。阪神大震災でも記録されており、今回もこの地震波が、木造家屋が多い地域の被害拡大につながったとみる研究者は多い。
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