[2024_11_18_09]改善(5)地滑り対策の斜面セットバック(福島第一原子力発電所)(日本記者クラブ_石渡明(前原子力規制委員会委員)_会見2024年11月18日)
 
[会見動画頭出し]
改善(5)地滑り対策の斜面セットバック(福島第一原子力発電所)

 15:30


【石渡】
 地滑り対策というのがございます。これは福島第一なんですけれども、実はこのここが福島第一発電所で、ここが海岸線。ここが第一発電所なんですけど、この1993年に出たこの産総研という、今は産総研、産業技術総合研究所、この頃は地質調査所という役所があったんで、その地質調査所が出したこの地質図があります。
 ここのところに、直径が1kmぐらい、これが1kmですから、地滑りが書いてある福島第一原子発電所のすぐ南側です。
 私はこれを見て、非常にびっくりしまして、なんでこんなとこで地滑りが起きるんだろう、確かにこのこれはちょっと前に撮影された航空写真に基づくわけですけど、確かにこう地滑りのように見えるんで、色々調べてみました。

※以下は編集者の注である。
 セットバック(set back)とは( 実用日本語表現辞典 )によると
 「set back」は英語のフレーズで、主に二つの意味を持つ。一つ目は「(計画や進行中の事柄を)遅らせる、妨げる」という意味で、二つ目は「(建物や構造物を)後退させる、奥行きに設置する」という意味である。例えば、予定していたプロジェクトが予想外のトラブルにより遅延する場合、「The project was set back by unexpected troubles.」と表現することができる。また、道路から一定の距離をおいて建物を建てる場合、「The building is set back from the road.」と表現する。

 地すべり地形については東京電力の資料 「福島第一原子力発電所敷地南方の地すべり地形について(案)」 (2022年11月16日)に詳細がある。

KEY_WORD:石渡明氏_講演_:FUKU1_: