【記事43550】伊方原発安全審査見直しで請願(NHK四国2016年5月26日)
 
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伊方原発安全審査見直しで請願

 四国電力がことし7月に再稼働を計画している伊方原子力発電所3号機について、全国の自治体の議員200人余りが連名で、安全審査の見直しを原子力規制委員会に働きかけることなどを求めた請願書を、愛媛県と伊方原発30キロ圏内にある市と町に提出しました。
 愛媛県伊方町にある伊方原発3号機は、去年7月、原発事故のあとに作られた国の新しい規制基準に基づく安全審査に合格し、四国電力はことし7月下旬に再稼働させる計画を進めています。
 これに対して、全国26の都道府県にある自治体の議員、あわせて209人が連名で、愛媛県と伊方原発30キロ圏内にある7つの市と町に、26日、請願書を提出しました。
 このうち愛媛県庁では、東京・清瀬市議会の布施由女議員が代表し、「住民や子どもたちが安心してふるさとで暮らせるよう尽力してほしい」と述べて、中村知事に対する請願書を手渡しました。
 請願書では、一連の熊本地震を踏まえて、安全審査の見直しを原子力規制委員会に働きかけることなどを求めています。
 これに対して、愛媛県の原子力安全対策課の担当者は、「熊本地震を受けて、避難などを含めた安全対策を見直しているところです。知事にはしっかりと伝えたい」と答えていました。
 布施議員は、「熊本地震の前後で住民の感情は一変していると思う。不安を取り除くためにも伊方原発の再稼働はやめていただきたい」と話していました。

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