[2013_05_15_01]女川原発の防潮堤29メートルに国内最高(河北新報2013年5月15日)
 東北電力は14日、女川原発(宮城県)に高さ12メートルの防潮壁を増設し、防潮設備を現在の海抜17メートルから29メートルにかさ上げすると発表した。中部電力が計画中の浜岡原発(御前崎市佐倉)の防潮堤(海抜22メートル)を抜き、国内の原発で最も高くなる見通し。
 総延長も200メートル延伸して800メートルとする。2016年3月に完成予定。
 女川原発は海抜14・8メートルの高台にあり、東日本大震災まで防潮堤がなかった。しかし、震災で津波が13・8メートルまで到達する一方、地震で地盤が1メートル沈下し、敷地が津波と同じ高さになった。
 このため東北電は昨年4月、高さ3メートル(海抜17メートル)の防潮堤を新設。原子力規制委員会あ新規制基準の議論を踏まえ、最大津波の想定を13・6メートルから23メートルに引き上げた。
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