[2021_02_14_35]13日地震は東日本大震災の余震か、気象庁が発表(日刊スポーツ2021年2月14日)
 
参照元
13日地震は東日本大震災の余震か、気象庁が発表

2021/02/14:18:46:2021年2月14日18時46分
 気象庁は、13日午後11時7分ごろ発生した最大震度6強(マグニチュード7・3)の地震について、11年3月11日の東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震(最大震度7、M9・0)の余震と考えられると発表した。
 同庁地震火山部によると、震源の場所は福島県沖の深さ約55キロ。大震災の震源の南西約100キロの地点で、活動が活発な余震域にある。発生のメカニズムは、陸側の下に東から沈み込む太平洋プレートの内部で起きたとみている(逆断層型)。
 この地域を震源とする余震は、この10年も続いている。マグニチュード4・0以上の余震回数は、大震災後1年間が5383回だったのに対し、19年3月〜20年3月の1年間は175回。時間の経過とともに減少しているが、大震災前=01〜10年の年平均回数138回に比べるとなお多い。地震火山部は「引き続き注意してほしい」と呼び掛けている。
 余震は、どのくらい続くのだろうか。同部は「大震災時にたまったひずみが解消されるのには、時間がかかる」と説明する。海洋地質学の琉球大・木村政昭名誉教授も10年たって大きな余震が発生することについて「起きても全くおかしくない。今回の場所は引き続きよく調べる必要がある」とし、加えて「太平洋プレートは続いており、北側と南側も何かないかチェックする必要がある。伊豆諸島・小笠原諸島のあたりはプレート境界があり心配」と指摘した。【久保勇人】
KEY_WORD:FUKUSHIMA2021_:HIGASHINIHON_: