【記事17130】新潟県中越地震 現地からの報告 現実に合わない原発の安全審査 武本和幸 M8の地震が起きたら柏崎刈羽原発は耐えられない 大地震でも停止しない原発に不安 地震発生は予測されていた 原発の耐震設計の欠陥明らかに 被災地の状況は深刻です(ふえみん2004年12月15日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 新潟県中部地震が起きた10月23日から40日余りが過ぎた。大地が波打ち、地形が変わり、甚大な被害をもたらした。震源地から33キロの地点にある世界最大の原発・柏崎刈羽原子力発電所(東京電力)が、余震の続く中も運転が続けられ、地元の不安を倍加させている。(中略)
 地震発生10日前、政府の地震調査委員会は、「新潟市沖の日本海から、今回の地震の地域(厳密には若干西側)までの83キロを長岡平野西縁断層帯でM8の地震が発生する確率が30年間で2%であり、わが国の活断層の中ではやや高いグループに属する」と警告を発しました。(中略)
 長岡平野西縁断層帯がM8の地震を起こし、震源が調査地点の長岡市宮本町の地下10キロだとすれば、原発の揺れは1000ガルを越えます。柏崎刈羽原発は耐えられません。このことは30年前に原発を建設するために用いられた耐震設計や安全審査の誤りを示しています。(後略)

※上記本文に関連する長期評価のサイト

KEY_WORD:CHUUETSU_:会田洋柏崎市長:原発反対刈羽村を守る会:政府の地震調査委員会:長岡平野西遠断層帯: