[2022_02_28_03]高レベル廃液固化6月再開 東海再処理施設(産経新聞2022年2月28日)
 
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高レベル廃液固化6月再開 東海再処理施設

 日本原子力研究開発機構は28日、廃止措置中の東海再処理施設(茨城県)で、保管中の高レベル放射性廃液をガラスで固める作業を6月に再開すると発表した。令和3年10月に設備の不具合で中断していた。
 機構は、10年度末までにガラス固化体を計約550本製造して作業を終えるとの計画は見直さず、4年度に最大で60本を製造するとしている。
 同施設では、使用済み核燃料の再処理で発生した廃液約360立方メートルを保管。3年8〜12月に、このうち40立方メートルを固化体にする計画だったが、廃液にガラスを混ぜて溶かす溶融炉の内部に金属が堆積する不具合が生じたため中断。機構は再開に向け、堆積物を遠隔操作で削る作業を続けている。
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