[2019_11_07_03]原子力機構に厳重注意 知事 トラブル続発「大変遺憾」(茨城新聞2019年11月7日)
 
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原子力機構に厳重注意 知事 トラブル続発「大変遺憾」

 大井川和彦知事は6日、日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長と県庁で面会し、県内の機構施設で事故やトラブルが相次いでいることについて、安全管理の徹底を求め、厳重注意した。再発防止対策について
29日までに報告することも求めた。
 大井川知事は、約2年前から相次ぐ作業員被ばくや放射性物質漏えい、盗難を踏まえ「核物質防護上、厳重な出入り管理か行われるべき施設で発生した。大変遺憾で厳重に注意する」と伝えた。
 児玉理事長は「県民の皆さまに多大なご心配をおかけした。おわびしたい」と陳謝。「厳重注意を肝に銘じ、私が先頭に立って対応する」と応えた。
 県内では、2017年6月に大洗町の大洗研究開発センター(現・大洗研究所)で作業員が被ばく。今年1月には東海村の核燃料サイクルエ学研究所で放射性物質漏えい事故があった。
 9月には台風15号の影響で、大洗研究所の材料試験炉「JMTR」の冷却塔が倒壊。10月には核燃料サイクルエ学研究所の管理区域内にあったトランシーバーの盗難事件があった。
              (11月7日「茨城新聞」25面より)

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