[2000_11_12_01]JCOウラン加工工場における臨界事故(放射線利用技術データベース2000年11月12日)
 
参照元
JCOウラン加工工場における臨界事故

(前略)
25分間をバースト部、それ以降の緩やかな核分裂が続いた期間をプラトー部と呼ぶ。バースト部とプラトー部の積算線量比率は、11対89と算定された。この事故における全核分裂数は、沈殿槽に存在していた16.6kgの硝酸ウラニル溶液の分析結果から2.5x1018個と評価された。初期超臨界出力スパイクによる放出エネルギーは1.4x107Jと推定され、定常出力では核分裂エネルギーの発生率は約1200Wとなる。10時間後の熱出力は700W、20時間後の熱出力は450W程度に下がると算出された。全核分裂数については他の算出法として、沈殿槽からの直接のガンマ線測定から3.43x1018 、全体系を2次元輸送方程式を解くことで2.3x1018、中性子線量率の計算から1.9x1018 の値が報告されている。 
(後略)

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