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東海村、原電に厳重注意 東海第2で相次ぐ火災「防火への組織風土に問題」
　07時58分
　日本原子力発電東海第2原発（茨城県東海村）の敷地内で火災が相次いでいることを受け、東海村が原電に文書で厳重注意した。東海第2では昨年度に3件、本年度は4件の火災が発生しており、特に10月末からの2週間ほどの間に3件連続した。
　厳重注意の文書は山田修村長が10日、原電の坂佐井豊東海事業本部長に手渡した。
　山田村長は相次ぐ火災について「昨年度に行った管理体制の改善が実質的に機能していないことを示し、防火に対する貴社の組織風土に問題があると判断せざるをえない」と指摘。機器点検のあり方の見直しや、防火のための組織的な取り組みを検討し、報告するよう求めた。
　原電は「3月より、これまでの取り組みに新たに改善策を加えて火災発生防止策を展開してきたが、村からの厳重注意を重く受け止め、防火のための組織的取り組みをさらに検討していく」とコメントした。（長崎高大）