[2023_11_10_10]東海第二原発 敷地内でブレーカー火災 10日間で3回の火災(NHK2023年11月10日)
 
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東海第二原発 敷地内でブレーカー火災 10日間で3回の火災

 07時34分
 9日夕方、茨城県東海村にある東海第二原発で、ブレーカーから火花が出る火災があり、敷地内ではこうした火災がこの10日間で3回と相次いでいます。
 日本原子力発電によりますと、9日午後4時すぎ東海村の東海第二原発で、協力会社の社員が屋外照明をつけようとしたところブレーカーから火花が出ました。
 すぐにブレーカーを切り、火花は消えましたが、会社側が消防に通報し、火災と判断されました。
 けが人はいませんでした。
 火災があったのは、放射線管理区域の外で、放射性物質が漏れ出したおそれはなく、県によりますと、周辺で放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
 東海第二原発の敷地内では、先月31日に原子炉建屋内の照明器具で焦げたあとが見つかったほか、7日には空気圧縮機から煙が上がっていて、こうした火災はこの10日間で3回と相次いでいます。
 発電所の小林英治副所長は「非常に重く受け止めている。この3件はすべて電気火災で、なかなか兆候がつかめない。すみやかに原因を調べて再発防止対策をはかっていきたい」としています。
 今後、日本原電では消防とともに出火の原因など詳しい状況を調べ、茨城県に報告することにしています。
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