[2023_10_01_04]東海村のJCO臨界事故から24年 被害者悼み、再稼働反対誓う 茨城県内外から180人集う(東京新聞2023年10月1日)
 
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東海村のJCO臨界事故から24年 被害者悼み、再稼働反対誓う 茨城県内外から180人集う

 07時49分
 核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」(茨城県東海村)の臨界事故から24年となった30日、事故を語り継ぐとともに、日本原子力発電東海第2原発原発(同)の再稼働に反対する集会が東海村の石神コミュニティセンターであった。 県内外から集まった参加者約180人が、事故の被害者に黙とうをささげた。続いて「臨界事故を語り継ぐ会」の大泉実成さんが「事故で667人以上が被ばくし、2人が亡くなった。ほかにも頭痛、全身の痛みなどを訴える人が多数いたが、国、自治体は『影響はない』と言うばかりだった」と事故を振り返った。
 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)事務局長の谷雅志さんは「老朽化した東海第2原発原発の安全性は不透明。再稼働で原発から30キロ圏内に住む94万人の生活を脅かしてはいけない」とあいさつした。
 集会は原水禁や原子力資料情報室、臨界事故を語り継ぐ会など県内外の6団体が主催。水戸市や東海村など県内36市町村長がメッセージを寄せた。(加藤裕治)
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