[2023_03_07_11]電気ケーブルに過大圧力 高浜原発4号機トラブル―関電(時事通信2023年3月7日)
 
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電気ケーブルに過大圧力 高浜原発4号機トラブル―関電

 関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)が自動停止した問題で、関電は7日、原因や対策をまとめた報告書を原子力規制委員会に提出した。制御棒を動かす装置につながる電気ケーブルに過大な圧力がかかったことで、電流値が低下し、制御棒1本が落下したことが原因と推定した。
 関電によると、4号機は1月30日、原子炉内で中性子が急減したとの警報が出て自動停止した。関電は、中性子を吸収して核分裂反応を抑える制御棒48本のうち、3本の電気ケーブルで電流の低下を確認。原子炉格納容器の貫通部にある電気ケーブルに、約90キロの別の電気ケーブルの束が覆いかぶさっていたことで、接触不良が起きたとみられる。
 今後、電流低下が認められたケーブルを予備用のものに切り替え、覆いかぶさっていたケーブルの不要部分を切るなどの対策を取る。
KEY_WORD:高浜原発_運転中に自動停止_2011年以来_:TAKAHAMA_: