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高浜原発3号機 7月23日運転再開へ
　関西電力・高浜原子力発電所3号機は、定期検査中に傷が見つかった蒸気発生器の配管を使えなくするとともに全体の配管の洗浄を終えたことから、7月23日に運転が再開されることになりました。
　高浜原発3号機では定期検査中のことし3月、タービンを回す蒸気をつくる蒸気発生器の配管4本に固い鉄の酸化物によるものとみられる傷が見つかり、関西電力は5月中旬としていた運転再開が2か月程度遅れる見通しを示していました。
　関西電力は傷のついた配管を使えないようにするとともに、酸化物を除去するため配管を薬品で洗浄するなどの作業を終えたことから、7月23日に原子炉を起動して運転を再開させる計画を示しました。
　3号機ではこれまでにも薬品を使って配管の洗浄を行ってきましたが、酸化物が十分に除去できていなかったことを受けて、今回は高圧の水で洗浄したうえで薬品の濃度を上げるなど対策を強化したということです。
　運転再開後の7月26日には発電と送電が再開する見通しで、関西電力によりますと北海道と沖縄を除く全国の電力供給の余力を示す予備率は、7月は0.1パーセントほど、8月は0.5パーセントほどそれぞれ改善する見込みだということです。