[2021_11_24_08]関西電力 美浜町にある原子力事業本部で取締役会開く(NHK2021年11月24日)
 
参照元
関西電力 美浜町にある原子力事業本部で取締役会開く

 関西電力は24日、美浜町にある原子力事業本部で、榊原定征会長などが出席する取締役会を開きました。
 旧経営幹部らによる金品受領問題で閉鎖的だと指摘された組織体質の見直しに向けた取り組みの一環で、ことしで2回目となります。
 関西電力の取締役会は、24日午後1時半ごろから美浜町にある原子力事業本部で始まり、金品受領問題を受けて去年6月に就任した榊原会長など14人が出席しました。
 冒頭、榊原会長は「社員の間には改革を進める意識が着実に広がっているが、社会の皆様に関西電力が変わったと実感してもらえるよう、改善の手を緩めずに取り組んでいきたい」と述べました。
 取締役会は約1時間半ほどで終了し、このあと社外取締役が事業本部の社員と懇談し、意見交換を行いました。
 当時の経営幹部らが高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題の発覚から2年以上が経過する中、関西電力はことし6月、原則40年の運転期間を超えた美浜原子力発電所3号機を再稼働しました。
 再来年には高浜原発1・2号機の再稼働も計画していて、関西電力には信頼の回復に向けた取り組みの継続が求められています。
 社員との懇談のあと取材に応じた関西電力の榊原会長は、信頼回復に向けたこれまでの取り組みについて「就任以来、社員とひざ詰めの対話を重ねてきたが、会社をよくするための意識がこの1年半でずいぶんと変わり、地域の方々の信頼も徐々に取り戻しつつあると感じている。2度とあのような問題を起こさないことが極めて重要な経営課題だと思っている」と話していました。
KEY_WORD:関電不正_:MIHAMA_:TAKAHAMA_: