[2021_08_04_01]高浜原発3、4号機にMOX燃料輸送へ 関電4回目、仏から(毎日新聞2021年8月4日)
 
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高浜原発3、4号機にMOX燃料輸送へ 関電4回目、仏から

 関西電力は4日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で使用済み核燃料を原発で再利用する「プルサーマル発電」を実施するため、フランスで製造していたプルトニウム含有の燃料(MOX燃料)の通算4回目の輸送を今年度中に実施すると発表した。詳しい輸送時期やルート、燃料体数は事前には公表しないとしている。
 今回輸送されるのは、関電が「原子燃料工業」(横浜市)と2017年7月に契約していた32体の一部で、仏の核燃料加工会社「オラノ」が20年11月に製造を開始し、先月に完成させていたもの。関電によると、過去3回の輸送では12〜20体を2〜3カ月かけて輸送しており、前回の輸送は、アフリカ喜望峰回りで17年に行われた。
 高浜3号機は2010年12月にMOX燃料8体を県内で初装着。現在、高浜3号機で20体を使用中で、8体を使用済み核燃料として保管中。同4号機は現在、16体を使用しており、4体を使用済みとして保管している。【大島秀利】
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