[2022_07_01_03]原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様 7.24(日)「老朽原発・美浜3号うごかすな!現地全国集会」 (美浜町菅浜/弁天崎)に大結集を! 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)(たんぽぽ2022年7月1日) |
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「老朽原発完全廃炉」に向けてご奮闘のこと、ありがとうございます。 さて、6月10日、関西電力は、10月20日に予定していた美浜3号機の運転再開(並列)を8月12日に前倒しすると発表しました。通常、いわゆる「再稼働」は、「並列」の2〜6日前に行われますから、「再稼働」は8月10日以前の可能性が大となりました。 運転開始後45年超えの老朽原発・美浜3号機は、昨年6月23日に再稼働したものの、「特重施設」の設置が期限に間に合わず、10月23日に、わずか3ヶ月間の営業運転で停止を余儀なくされていたものです。 しかも、この短い運転期間中に二度もトラブルを発生させています。 一つは7月2日に発生したもので、電源が断たれて蒸気発生器中の2次冷却水が喪失したとき、蒸気発生器に給水する配管に設置されたポンプに大きな圧力がかかるトラブルです。関電は、「ポンプ入り口にある金属製のフィルターに鉄さびが詰まったことが原因」としています。 その関電の原発では、トラブルが頻発しています。 関電は、6月27日、7月上旬の稼働予定で定期点検中であった大飯原発4号機で、ポンプの過熱を防ぐために設置された配管(電動主給水ポンプミニマムフロー配管)からの水漏れが発覚し、取り替えのため、再稼働を7月下旬に先送りする発表しました。(同様な配管トラブルは2006年、大飯1号機でも発生しています。) 一方、高浜3号機では、定期点検中の本年3月、蒸気発生器の伝熱管3本の外側が削れて管厚が大幅に減肉・損傷していることが発覚しています。 関電は、伝熱管外側に自然発生した鉄さびの塊がはがれて、伝熱管を削ったためとしていますが、蒸気発生器3基の中には、腐食等によって、2トン以上もの鉄さびや鉄イオンが発生しているともいわれています。 高浜3号機は、5月に再稼働を予定していましたが、今も停止したままです。(同様な伝熱管損傷は、2020年11月、高浜4号機でも起こっています。) 今、政府や電力会社は原発稼働のために、電力需給ひっ迫を大宣伝し、危機感をあおっていますが、上記のように、原発は、定常的に電気を供給できる電源ではありません。 原発は、不安定で信頼できない電源です。 もし原発が重大事故を起こせば、電力の大規模供給不足になり、大規模停電に至る可能性もあります。 原発は、人類の手に負える装置でなく、人の命と尊厳を脅かします。 戦争になれば、格好の攻撃目標にされます。 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、6月18日、美浜3号機再稼働阻止に向けて以下の行動を決定しました。 1.大阪地裁「美浜3号機運転差し止め仮処分裁判第5回審尋」に結集しよう! 「再稼働に惑わされず決定を急げ」を訴えましょう。 7月4日(月)13:15〜13:50大阪地裁前公園で審尋前集会と入廷行進 14:00〜審尋(非公開) 14:30〜報告集会(中之島公会堂3F) 2.「老朽原発・美浜3号うごかすな!現地全国集会」および関電原子力事業本部への行動に大結集を! 日 時:7月24日(日)正午から 場 所:福井県美浜町菅浜/弁天崎 ※美浜原発を望む岬 主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会 協 賛:原子力発電に反対する福井県民会議、オール福井反原発連絡会集会後、車で美浜町役場付近に移動し、町内デモと関電原子力事業本部への抗議行動を行います。 |
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