[2022_03_24_04]知事 島根原発2号機再稼働手続きを条件つけ容認(NHK2022年3月24日)
 
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知事 島根原発2号機再稼働手続きを条件つけ容認

 松江市にある島根原子力発電所2号機について、鳥取県の平井知事は一定の条件を設けた上で、中国電力が再稼働への手続きに進むことを容認する意向を示しました。
 再稼働に向けた国の審査に合格した島根原発2号機をめぐっては、鳥取県内では原発から30キロ圏内に含まれる米子市と境港市が、再稼働を容認する意向を明らかにしています。24日に県議会の全員協議会が開かれ、平井知事は中国電力が再稼働に向けて実施した安全対策について、常に最新の知見を反映し安全性を向上させることや、法令上の手続きの状況を適宜報告し、県などが意見を出した場合は誠意を持って対応すること、それに万全な汚染水対策を行うことなど、7つの条件を付けた上で了承する考えを明らかにしました。
 全員協議会のあと、会見を開いた平井知事は「再稼働に向けて入り口を開けたということだ」と述べ、中国電力が7つの条件を満たすことを前提に、再稼働への手続きに進むことを容認する意向を示しました。
 一方で「扉は全開ではなく、また閉まるかもしれないという状態にしてある。今後しっかり安全についての監視の目を光らせていく」と述べ、引き続き安全対策に問題がないか、慎重に確認していく考えを示しました。県は近く中国電力と島根県に、こうした考えを伝えることにしています。
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