[2021_12_21_03]島根原発2号機再稼働の是非 市長判断はどうなる…松江市議会は再稼働容認方針 住民団体は抗議(さんいん中央テレビ2021年12月21日)
 
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島根原発2号機再稼働の是非 市長判断はどうなる…松江市議会は再稼働容認方針 住民団体は抗議

 中国電力が再稼働をめざす島根原発2号機について21日、立地自治体である松江市の市議会が賛成陳情を採択し、議会として再稼働を容認する方針を示しました。
 松江市の12月定例市議会最終日の21日。議員が討論を行い審議したのは、2号機再稼働に対して市議会に寄せられた賛成と反対の陳情の取り扱いです。市議会の原発特別委員会では先週、賛成陳情8件を全て採択する一方、反対陳情21件は全て不採択としていて、特別委員会の段階ではすでに再稼働容認を示していました。
 この特別委員会の内容が21日の本会議に報告され、討論などを経て採決に移りました。
 立脇通也議長:
「賛成の議員の挙手を求めます。…挙手多数であります」

 採決の結果、賛成陳情を採択し、反対陳情を不採択とした特別委員会の結果を支持、議会の総意としました。松江市議会は再稼働容認の姿勢を表明した事になります。
 この市議会の動きに・・・。
 抗議活動する住民:
「(原発再稼働に関する)住民投票の結果を経て、議会として判断してもらいたい。絶対に原発はやめてもらうしかない」
 原発反対を主張する住民団体が抗議活動を行い、市議会では住民不在で議論が進んでいると訴えました。
 市議会の判断が出た事に対し、可否判断の最終責任者である上定市長は…。
 上定市長:
「採択、不採択がなされたので、それも議会の声として受け止める。一つの判断材料として私自身も検討していく」
 上定市長は今後も情報収集しながら、総合的に判断する考えを強調しました。
 松尾直明 記者:
「市議会としては一定の再稼働容認姿勢が示されました。今後上定市長には慎重な判断が求められます」
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