[2021_11_15_02]島根原発2号機 住民投票への動き 米子市の市民団体(日本海テレビ2021年11月15日)
 
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島根原発2号機 住民投票への動き 米子市の市民団体

 中国電力が再稼働を目指す島根原発2号機。一部地域が島根原発から30キロ圏内となる米子市では市民団体が、再稼働の是非を問うための住民投票の準備を進めている。
 住民投票条例の制定に向けて申請書を提出したのは、市民団体「島根原発稼働の是非を問う住民投票を実現する会・米子」だ。共同代表者が、15日米子市役所を訪れ住民投票条例の署名を開始するために必要な申請書を提出した。この市民団体は、島根原発2号機の再稼働の是非について米子市に住む高校1年以上の未成年や外国人を含めた市民の意見を幅広く確かめるため住民投票の実施を目指すとしている。
 市民団体の共同代表河合康明鳥取大学名誉教授:「私達は(再稼働に)賛成とも、反対ともどちらか一方に偏るという立場はとっていない。原発は、動いても動かなくても私達の暮らしに大きな影響を及ぼすと思う。市民がみんなで考えて賛成なのか、反対なのか一票を投じそして総意を持って米子市の意見としていただきたい。」
 市民が市長に対して住民投票条例の直接請求をするためには、有権者の50分の1以上の署名が必要となる。「住民投票を実現する会」では、米子市の有権者の半数となる6万人以上の署名を目指す。原発の再稼働を巡る住民の声。周辺自治体では境港市の住民団体でも近く同様の活動を行うことにしている。
 今後、各地で住民投票が実現しその結果によっては島根原発の再稼働の是非に向けて少なからぬ影響を及ぼしそうだ。
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