[2021_10_05_01]島根原発再稼働めぐり住民説明会 中国電力(時事通信2021年10月5日)
 
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島根原発再稼働めぐり住民説明会 中国電力

 中国電力は5日、島根原発2号機(松江市)が再稼働に必要な国の審査に合格したことなどを受け、松江市鹿島町で地元住民らへの説明会を開いた。合格後の説明会は初めてで、担当者が審査状況や安全対策などについて説明した。
 説明会は約1時間45分にわたり行われ、約40人が参加した。住民からは、事業者として中国電が避難対策に責任を持つことや、より丁寧な説明を求める声が上がった。
 住民の安達進さん(68)は「安全対策で事故が発生する確率は下がっているとはいっても、すぐに逃げなくてはならず、故郷を捨てることになるかもしれない。具体的に避難対策でどう汗をかくのか、(中国電は)責任を感じてほしい」と述べた。
 中国電は、同原発から30キロ圏内に位置する島根・鳥取両県の6市を対象に、19日まで計7回の説明会を開催する。このほか、原子力規制庁や中国電、内閣府の担当者らが説明する自治体主催の説明会も行われる予定。
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