[2022_04_06_04]特別点検中の川内原発 薩摩川内市の調査部会が初視察(南日本放送2022年4月6日)
 
参照元
特別点検中の川内原発 薩摩川内市の調査部会が初視察

 川内原発の運転延長についての賛否などを巡って情報収集を行う、鹿児島県薩摩川内市の調査部会が、6日に初めて川内原発に入り、特別点検を視察しました。
 6日は、薩摩川内市の田中良二市長が、市の「原子力政策調査部会」の担当者11人らと川内原発に入りました。
 調査部会は、市長が運転延長の賛否を判断するための調査・研究を行うために去年10月に設置されたもので、九州電力が進めている最長で20年の運転延長に必要な特別点検を初めて視察しました。
 6日は、2号機の格納容器の中で九電の担当者が遠隔操作で原子炉のデータをとる様子などを確認したということです。
 (薩摩川内市・田中良二市長)「丁寧な説明をいただいた。薩摩川内市のトップとして判断をしなければいけないので、部会報告や市議会の議論を重視し、市民への説明責任はあると考えている」
 (調査部会長 古川英利・未来政策部長)「(特別点検について)聞いたり、読んだりはしていたが、現場に入ると理解が深まったという印象」
 川内原発では1号機が2024年に、2号機が2025年に原則40年の運転期限を迎えます。九電が運転延長を申請した場合、立地自治体である薩摩川内市は、調査部会が集めた情報などをもとに賛否の判断を示すことになります。
KEY_WORD:SENDAI_: